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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ

……加賀谷さん。

デート・手拍子・エッグスベネディクトと言いたいであろうパンケーキ

色々ツッコミ所がありすぎて、逆に言葉が出てきません。


……まず何よりも

まるで別人のそのテンションの高さはなんですか!?

そ、それに……


「あぁ、そっか」


立花さんが私と加賀谷さんを交互に見て笑う。


「莉央と同じ会社なんだから、2人も同僚なんだよね」

「はい、全員仕事内容は違うんですけど。
あ、次何飲みますか?」

「なんでもいいよ、遼の好きなやつで」

「俺、彰さんと同じがいいんです」

「ははっ、なんだよそれ」

「翔太さんが今飲んでるの、どれですか?」


~~~加賀谷さんが敬語!!

いつも口が悪くてオラオラ系の彼が “ さん ” 付け!!


い、いや、もちろん上司に対してそうなんだけど

なんていうか親しみのあるというかリスペクト感が凄いっていうか……!


「………」


“ 優しいんだよ、彰くんもアンジーも ”


……電話の向こうで、嬉しそうだった莉央の台詞を思い出す。

当の本人はいまだどこにいるか不明だけど

莉央と加賀谷さんをこうまで変貌させる、立花さんって一体……


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