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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ

「……アンタが、莉央の彼女ネ?」


加賀谷さんと立花さんの遣り取りを見ていた私の前で

存在を放置してしまっていた彼女が、ゆっくりと立ち上がった……

~~って!!
お、お、大きいんですけど!!


「歳はいくつ?」

「………っ」

「チョット、聞こえてるの?」


……私が想像していた “ アンジー像 ” と、180度違うから

恐怖にも近い強烈なオーラによって、言葉が出てこない。


……に、日本人じゃないのは名前からして分かってたけど

黒くて細マッチョな体に、金髪の刈り上げ。

真っ赤に塗られた唇から覗く白い歯……


「莉央の2つ下だから、今年27歳だよ」

「……若いわネ」

「そーいやアンジーと出会ったのも、俺が27の時だったな」


立花さんの助け舟で、私はやっと我に返った。

……まずは挨拶・・・って分かってるんだけど

この人の見た目も、喋り方も、漂う雰囲気も……


や、やばい。

ドキドキする…!!



「か、か、かっこいい……!!」

「……ハ?」

「アンジー様!!」

「~~~!?」

「わ、私、あなたに惚れます!!」

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