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第11章 片想いの行方 ‐ eternally -

……今のは本音だし、優しく言ってやったから

安堵してそのまま止めるだろうと思いきや


「……無理なんてしてない」

「………！」

「言ったでしょ、 “ 私が ” したいの」


……和解したはずの敵が、とんでもねぇ手榴弾を投げてきた。

って、いまいちピンとこねぇ微妙な例えをしちまうくらい動揺する……暇も無く

美和の小さな手が、勃ち上がった俺のモノをそっと握った。


「………っ」


細い指を形に沿って曲げて、包んで……そのまま前後に動かされる。

……マジで始めやがった。

数週間前にベッドの上で触られた時は、服越しだったから

ダイレクトな刺激が背中にまで広がる。


「……ヒメ、気持ちいい？」


根元から亀頭までを、重ねた両手がぎこちなく移動していく。

……その質問に答えなくても充分分かるだろ。

抑えたはずの興奮がそのまま形になって、ビクついてんだから。


……お決まりの動きよりも何よりも

普段エロいことに興味ありませんって奴が

俺の下に跪いて、瞳を潤ませて………


「……美和」


……やばい

完全に引火しちまった。