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第20章 おまけのSS① *★* ジャックのSOS

「……美和」


想像しただけで鳥肌なんですけど。
つーか既に動悸が激しいんですけど。


「俺、どうしても見られたくねぇ奴らが上に……」

「早く早く！
みんなやりたくて順番待ちしてるかもしれない！」

「いや、神に誓って誰もやってねぇから。
つーかどんな公開処刑させる気…」

「台詞分かる？
先にジャックから始まるんだよ」


同じジャックなら俺は海賊派なのに
有無を言わさず、泥酔の美和は俺を引っ張っていく。

～～どこにこんな力あるんだよ！
なんで俺も抵抗できねぇの！？

つーか無理。
本気で無理。


「空を飛んでるわ、レン！って言うから
後ろから抱きしめてね♡」

「できるか！！」

「あ、優香さんに写真撮ってもらわなきゃ…」

「～～やめろ！！」



この酔っ払い、誰か止めて。
マジで誰か助けて。



……この時、脳裏に自然と浮かんだのは

結局、俺と同じ名前のあの男だった。





「……蓮、お願い助けて」


















★ﾟ･*:.｡. おまけのSS＊おしまい .｡.:*･★