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第11章 愛を捧げます

「今日は…残業ですか？」
「今日は…終わる、これからデートしよう」
「ええ～(笑)」

エレベーターに乗り込み副社長に好意を抱く社員に阻まれ、ついに「邪魔だ」と言わんばかりにエレベーターから追い出された
「加奈美…」
こういう事態になるのは当たり前…
「社長をたぶらかした後は副社長？副社長は…頂くから」
エレベーターのドアは閉まった

「いや～女性って怖いな～(笑)集団になれば、桧山さん気をつけないと、また同じようになるよ…」
「ありがとうございますご忠告を 」

階段をとぼとぼと降りて行きました。

「久しぶりだな～加奈美お前は…」
「毎日ご苦労様～とっかえひっかえで頭の下がる気持ちです」
「加奈美のせいで…」
「社長が恋人募集って書くから…申し込みがあるんです、私 には彼います」

「肝心な彼はどこだ？」
「ファンが奪っていきました」