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あたしの甘い王子さま
第13章 あたしの甘い王子さま

疲労困憊になるのは、いつもあたし。
伸太朗は、気だるい感じ....だってさ。


悔しいのに、本気出せばきっと逃げられるのに........
嫌だって言っても、最後に受け入れてしまうのは........
やっぱり、伸太朗が好きだからなんだよね。



「あ~きら?」


「え?」


「今夜は珍しく怒らないね?」


「何が?」


「今、晶の身体を堪能中ですが?」


晩御飯の準備中、考え事していたら、いつものようにあたしの背後からピッタリ寄り添う伸太朗。
肩に乗せられた顔はあたしの首筋にマーキング中だし。
腰に回された腕はブラウスの中に侵入中だし。


「ほんと、こんなに触れてるのに怒らないって........何考えてたの?もしかして、仕事?」


手慣れた手つきで、またも悔しいかなフロントホックが外される。
胸の拘束がなくなると同時に二つの膨らみは伸太朗の手のひらに包まれた。




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