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孤城の中のお姫様
第2章 山川静香(やまかわしずか)〜都内有名私立大文学部4年年〜
私はもう眠れるはずもなかった。

下半身にはまだ違和感があったけれど、気になるほどのものではなかった。

それより、相沢圭司に抱かれた、喜びと感慨が私を興奮の渦から、抜け出せなくして、頭を覚醒させてしまっていた。

私は布団に包まって、心の幸せを再び噛み締めた。

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