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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第17章 メイドのワケ

あたしは、清瀬夫妻の心遣い、優しさのお陰であまり寂しい思いをせずにすんだ。

本当に感謝しているんだ。

あたしに会う度、

「莉愛菜ちゃんはあたしの可愛い娘だよ。」

と言ってくれる鞠子様。

「莉愛菜。寂しかったら言うんだぞ。パパが遊んでやる。」

と、パパに隠れてあたしにウインクする拓海様。

それに気付き、

「お二人共、ありがたいお言葉ですが、莉愛菜は私の娘です。」

と冷静に突っ込みつつあたしを抱きしめ溺愛アピールをするパパ。



あたしは少しでも恩返しがしたいんだ。

だからたくさんのことを学んで、この屋敷に入った。

それを鞠子様は気付いていたらしい。

きっと拓海様も。


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