この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第17章 メイドのワケ
あたしがこの屋敷に来た理由。
それはたしかに鞠子様の近くにいたいからというのも一つの理由だった。
もうひとつはパパに少しでも追いつきたいから。
あたしには、ママがいない。
ママはあたしが小さい時に事故で亡くなった。
それからパパが忙しい時は祖父母に預けられていた。
それを見た清瀬夫妻が気にかけて下さり、拓海様とパパの仕事が家でもできるものならなるべくこの屋敷でやるようにしてくれた。
そしてその時あたしはこのお屋敷にお邪魔していたんだ。
目の届くところにあたしがいればパパも安心して仕事ができるだろうという清瀬夫妻の心遣い。
そして清瀬夫妻は自分の息子達だけじゃなく、あたしのことも本当に可愛がってくれた。
鞠子さんはよく
「莉愛菜ちゃん可愛い!!あたしの娘にならない?!」
って言ってた。