この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第18章 パンドラの箱
箱の中身は、メイド服だった。
あのりんさんと同じモスグリーンの。
「あ、あのっ。これってっ」
「海斗が昨日莉愛菜ちゃんに渡しそびれたって言ってて。だから、今からこれを着て、海斗のとこに行ってあげてくれる?」
えっ?昨日?
「あ、あたしは一体、これを着て何をすれば……?」
するとにっこり笑う鞠子様が言い放った。
「うん。簡単に言えば、海斗専門のメイド。専属メイドってとこ?あたしじゃなくて海斗のお世話をして欲しいのよ。海斗言い出したら聞かないから。」
専属……メイド???
「海斗ね、あんまり周りに人を置きたがらないのよ。必要最低限の人間しか置かないの。だから部屋も一人で離れを使ってるし。」
離れっって……あの……
「人をあまり置かないから、仕える方としては一人でやらなきゃいけない事が増えて大変ッて思うかもしれないけど、あの子基本自分の事は自分でやるから大丈夫よ。」