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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第18章 パンドラの箱
放心状態のあたし。
昨日に続き、また違う衝撃があたしを襲った。
するとすみれさんがあたしの肩を揺すってきた。
「莉愛菜っ。ボーっとしてる場合じゃないわよ。早く着替えて海斗様の元に行かなきゃ。」
「すみれさんっ。でもっ」
「でもじゃない!!誰もができる事じゃないのよ。これは選ばれた人だけの特権なの。光栄に思いなさい!!」
「そうなんですか?」
「そうよ。特別だから制服も色違いなの。
あの方はこの家の次期当主よ。まだお若いのに家業のお仕事も日本の事は全て海斗様に一任されてるくらい優秀で。その分とても忙しい方なの。
仕事に関する事は秘書がいるけれど、その他の事はメイドがお世話するから海斗様が御用の時すぐ動けないといけない。
それを任されるという事は海斗様に信頼されているという証なの。」
「そうだったんですね。」
じゃぁ、あのりんさんは、海斗様のメイド。
あたしはあのりんさんと一緒に働くのか?