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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第24章 垣間見える優しさ
チャプンッ―――――
桜色の湯船に浸かっていると、身体の芯までポカポカしてきた。
海斗様の雰囲気の違いに戸惑うばかりのあたし。
さっき何を言おうとしたのだろう。
海斗様の言動は、時に甘くあたしを誘惑するんだ。
”待ちわびてた”とか、昨日寝言で言ってた”離さない”とか、女の子が言われたら絶対キュンとしちゃうような言葉を涼しい顔して投げかけるから、どうしたらいいか分からなくなる。
海斗様はあたしをただの性奴隷として弄びたいだけじゃないの?
そのターゲットがたまたまあたしだっただけで。
だって、海斗様の言う”奴隷”は他にもいるんでしょ?
りんさんは海斗様の専属メイドではなくなったけど、身体の関係が切れたとは言い切れない。
それに、他のメイドさん達が前に話してた、たまにこのお屋敷に来るという女の人。
その人ももしかしたら…