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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第28章 怒りの理由
「この痣は階段から落ちたのとは違うよな?」
「あ、いえっ。あの、これは…」
「言え。何があった。誰に何をされた?」
「いやっ、何も。何もされてない、です。」
ドサッ――――
海斗様にベッドに倒された。
あたしの上から覗き込む海斗様の表情は怒りと悔しさみたいなものが滲んでいた。
「………………りん、だろ?」
「ぇっ………」
なんで……
「俺がこの屋敷の人間で関係を持ってたのはりんだけだ。」
「で、でも…」
「りんならやりかねないとは思っていた。
関係を切った時もすごい勢いで縋ってきたしな。
あいつは俺を自分のモノだと勘違いしてる。
もっと気を付けていればよかった。
俺の莉愛菜を傷物にするとはな。」