この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第28章 怒りの理由
ふと暖かい温もりを感じた。
海斗様がベッドに座るあたしを抱きしめた。
「人を寄せ付けないのも、考えもんだな。
もし頭でも打ってたら…っ。」
「大丈夫ですよ!気を失ってたって言っても、きっと半分は昨日のお酒のせいだし。」
「酒に酔って階段から落ちたとでもいいたいのか?」
ふと、海斗様の声が低くなった。
りんさんの事は、言ったら大変な事になりそうでなんとなく言えない。
でも海斗様は何か感じているようで。
「それではこの痣はどう説明する?」
そう言って、いきなりあたしの服を捲りあげた。
「きゃっ、海斗様?!」
海斗様の目線がじっとあたしのお腹に注がれる。
もしかして……
恐る恐る見てみると、そこにはやはり
りんさんに蹴られた跡が痣になって残っていた。