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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第33章 海斗の想い
誰がネグリジェに着換えさせたんだ?
という場違いな嫉妬が芽生えたが、裾を捲って見えた莉愛菜の腹部を見て驚愕した。
痣。
俺が抱いた時には無かった大きな痣が脇腹付近にあった。
「これは……」
よく見ると見える範囲では腕にも痣があるようだが、これは階段から落ちた時に付いたものだろう。
「一見階段から落ちた時に脇腹を打って付いたようにも見えるかもしれんが、これは明らかに暴力でできる痣です。
一度じゃなく、複数回殴られたり蹴られたりして出来る。」
殴られる?
蹴られる?
誰に?
俺は混乱した。
莉愛菜が誰かに恨みを買うような人間じゃ無い事は俺はよくわかっている。
それじゃぁ誰が?
――――私が海斗様のお世話を致します。
さっきのりんの言葉を思い出した。