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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第35章 不安と寂しさ
それから海斗様は身支度を整えに、
あたしは朝食をリビングのテーブルに並べに行き、
戻ってきた海斗様にコーヒーを入れつつ一緒に食事を取った。
海斗様が付けたTVでは、今日の天気予報が流れていた。
―――今日は午後までは晴れですが、夕方から所々雷雨になるでしょう。
雷雨……
今日は楽しい予定じゃないのに、その言葉を聞くと更に嫌な気分が押し寄せる。
でも、海斗様に言われた門限は17時。
だから、それを守ってれば大丈夫だろう。
ふとTVを見ていた海斗様が、
「帰る時には連絡しろ。迎えに行く。」
と言った。
びっくりしたあたしは首を振りながら答える。
「いえ、そんな遠くも無いので一人で帰ってこれますから大丈夫ですよ。
それに、何時になるか、はっきりわからないし。」