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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第35章 不安と寂しさ
ドキッとした。
本当に海斗様はいつもこんな事をさらっと恥ずかしげもなく言ってのける。
こっちが赤くなる。
すると海斗様はやっとあたしの身なりに気付いたらしく、少し離れて問いかけてきた。
「もう行くのか?」
寝起きで少し潤んでる瞳。
海斗様ってこんな可愛いところもあるの?!
只でさえ整いすぎてる顔で、寝起きとはいえ普段見せない潤んだ瞳で見られるとキュンキュンしてくる。
自分がそんな顔してるなんて海斗様は思ってもいないだろう。
それを知ったらあたしに海斗様より早く起きるなとか言い出しそう。
「まだ行きませんよ。海斗様と朝食を食べてから行こうかと。」
海斗様と視線を合わせて微笑んだ。