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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第42章 暖かい食卓
それからあたしは海斗様に手を引かれ、本邸の鞠子様が待つ談話室に向かった。
「莉愛菜ちゃんっ」
部屋に入ると真っ先に鞠子様に抱きしめられた。
「鞠子様、ご心配お掛けしてすみません。」
「いいのよ。莉愛菜ちゃんが無事でよかった。」
にっこり笑ってくれた。
そばにいたすみれさんも
「本当に良かった。帰って来た時の莉愛菜見てびっくりしたんだから。」
ホッとした顔で笑ってくれた。
皆に心配かけちゃったな。
なんだか申し訳なくなった。
あたしが少し凹んでいると、
「とりあえずお茶にしましょっ。」
あたしと鞠子様とすみれさん、そして珍しく海斗様。
4人でテーブルを囲んだ。