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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第42章 暖かい食卓
「あたしね、心配してたのよ。今日の天気を見て。
莉愛菜ちゃん、昔からこういう天気の時、ものすごく不安定になるでしょ?
本庄君から大事な愛娘を預かってる身としてはとても心配でね。」
鞠子様が眉を下げて言う。
「すみません。まっすぐ帰るべきでした。」
あの後、一人になりたいなんて思ってケータイの電源まで切ってママに会いに行った。
まっすぐ帰ってればこんなに心配させなくてすんだのに。
「そうじゃないの。ママに会いたかったのよね?
莉愛菜ちゃんは何も悪い事してないんだから、謝る必要は無いのよ?」
そう言って優しく微笑んでくれる。
ママに会いたかった。
けどそれだけじゃない。
誰にも会いたくなかったから。
誰にも会わないで
誰にも気付かれずに泣ける場所が欲しかったの