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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第44章 寝起きの主人は本能のままに


「お前の着てるものにはもう一つセットがあるんだ。」

あたしの動かない手を簡単に掴んで前に引き寄せる。

あたしの手は、手首に着てるものと同じ白のサテン地が巻かれ、細いリボンで編み上げてあり、そのリボンが左右繋がって固定されていた。
縁にはこちらもお揃いのレース。

「これならいくら暴れても手首が痛くないだろ?」

「い、痛くない…けど、そうじゃなくてっ!!」

あたしはなんとかベッドから起きようとした。

でも呆気なく押し戻される。

「こんだけゆっくり寝れば気力も体力も充分だろ?
俺を楽しませてくれよ、奴隷チャン。」

そしてあたしの首筋に吸いついた。

チクッとした痛みが走る。

「でも、あたし…。海斗様に話が……昨日のっ」

すると突然塞がれた唇。

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