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第47章 再会

「で、溺愛って。そんなことは…」

なんだか照れくさくて俯くと

「兄貴と莉愛菜は付き合ってるの？」

唐突に向けられた質問にタジタジになる。


「えっ、あ……あの、それは…」


付き合って…ない。

それが事実。

ただ身体の関係があるだけ。

だってあたしは直哉という彼氏がいたから。


「え？付き合ってないの？
だって、今俺入って来た時さぁ～、
”今からヤります”みたいな雰囲気満々だったけど。」

「そ、それはそのっ…」

なんて答えて良いかわからない。

海來くんの質問に戸惑っていると、何かを察したのか

「えぇ？！
兄貴駄目じゃん!!
俺だっていろんな子に手出してるし、兄貴もそうなのしってるけど、莉愛菜は駄目でしょ。
莉愛菜を他の子と同じように接してるの？
俺だって莉愛菜には手出せないよ。」