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第47章 再会

「莉愛菜に触るな。
それにこいつは俺のメイドだ。
お前の事を”ご主人様”なんて呼ばせるわけないだろ？」

さっきより更に声が低くなってる海斗様。

完全に怒ってるっ。

あたしはつい海斗様の腕の中で縮こまった。


「ジョーダンに決まってんじゃん。
兄貴、莉愛菜が恐がってるよ。」

海來君が苦笑いしながら海斗様を見てる。

「莉愛菜、お前の主人は俺だろ？
他の男を見て顔を赤くするな。
いくら海來でもだ。」

あたしの頬に手を添えて、自分の方に振り向かせて言う海斗様はすごく真剣な顔をしていた。


「兄貴の莉愛菜への溺愛っぷりは健在なんだな。」

背もたれに肘を乗せた海來くんが楽しそうにあたしと海斗様の様子を見ている。