この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第48章 幸せの風景
あたしがギュッとすると、すかさず海斗様はそれに答えるようにあたしを抱きしめる腕の力を強めた。
あたしはきっと、この人の腕を振りほどく事はできない……
こんなに想ってくれる人を傷つけるなんてできない。
でもこのあたしの気持ちは、こんな風に全力で愛されたら誰もが感じる事なのかな?
好きだとか、そういうのとは違うのかな?
これだけ思ってくれてる人に、中途半端に答える事はできない。
やっぱりもっとちゃんと自分の気持ちに向き合う時間が必要だって思った。
「そういえば、海來何か用だったんじゃないのか?」
海斗様は、あたしを抱きしめた時の定位置、首筋に顔を埋めながら海來くんに聞いた。
海斗様に会いに来たんじゃないの?
あたしがいることは知らなかったみたいだし。