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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第48章 幸せの風景
すると、海來くんは『あっ!!』と声に出して勢いよくソファーから立ちあがった。
そんな海來くんをポカンと見つめる。
「そーだったぁ!!
別に兄貴のお楽しみ邪魔しに来たわけじゃないんだよっ。
父さん達帰って来たって兄貴に言ってこいって母さんに言われたんだよ。」
”だから早く来いよっ!!”
そう言って海來くんはさっさとドアに向かった。
拓海様が帰って来た。
じゃぁ、パパもっ。
久しぶりにパパに会えるんだ!!
「嬉しいのか?」
海斗様が顔を覗き込んで聞いてくる。
「はいっ!!パパと…父とは半年ぶりなのでっ。」
するとあたしの頭をポンポンと叩いて微笑んだ。
「髪までセットするくらいだもんな。
少し妬けるが…、似合ってる。」
今日何度目かの顔が熱くなる感覚を味わった。
ドキドキする胸を押さえながら、海斗様に手を引かれて本邸に向かった。