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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第50章 自分の気持ち


「そうでしょうか……」

本当に、海斗様はあたしのために全力で守ってくれる?


”莉愛菜は俺のだ。”


海斗様はそう言った。


じゃぁなんでいきなり態度が変わったの?

なんで目を合わせてくれないの?

いつもは帰るとその日一日のあたしのなんの変化も無い仕事の話でも嬉しそうに聞いてくれた。

あたしを隣に抱き寄せて、あたしの入れたコーヒーを飲みながら。

身体を重ねない日も、海斗様のベッドで眠る事が増えていた。

いつもあたしは海斗様より先に起きて。

目覚めると海斗様の腕の中にいる自分。

とても幸せなひと時。

海斗様の無防備な寝顔を独り占めできる事の喜び。


でも急にそれも無くなって。

あまりにも急だったから、変だなって気付き始めたらすごく戸惑ってしまって。

あたし何かしたのかな?

嫌われたのかな?

でもあたしが本庄家の人間だから、パパの事もあって首にできないから。


海斗様は、我慢してるの?


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