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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第50章 自分の気持ち
少し落ち着いてきて、冷静に考えられるようになった。
気持ちを誰かに聞いてもらうだけでこんなに楽になるんだ。
「すみれさん、恭介さんごめんなさいっ」
迷惑掛けてしまった事を謝る。
「何謝ってんの?
あたしは莉愛菜が話してくれた事嬉しいんだから。
とりあえず、ため込むのは莉愛菜の悪い癖!!
こんなになる前にちゃんと話なっ。」
「はいっ。」
すみれさんはやっぱり頼りになるな。
こんなお姉さんいたらよかったな。
「莉愛菜ちゃん。」
すると恭介さんが困ったような顔で言う。
「海斗の事は、やっぱり海斗自身から聞くべきだと思うんだ。
でも、これだけははっきりしてるから俺から言わせてもらうよ。
海斗が莉愛菜ちゃんを手放すなんてありえないから。
最近の態度の違いについてはあいつなりに何か考えがあるのかも。
でも莉愛菜ちゃんに飽きたとかじゃないから、信じてやってよ。」
そう言って困ったように笑った。