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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第52章 愚かな自分


そして何年も経ち、そんな話も忘れかけていた頃、莉愛菜がこの家にメイドとしてくる時期を教えられた。


あと1年。


あと1年経ったら莉愛菜を俺の傍に置いておける。



それだけを支えに多忙な仕事をこなしてたと言っても良い。

でも、それと同じ時期に聞かされた話し。


少しずつ、婚約者の女と親交を深めて、結婚に向けて進めろと。


俺は渋々その女に会った。

会わないと婚約破棄の話しすらできない。


そして初顔合わせ。


最悪な事に、その女は俺を気に入ったらしい。

そして俺に強烈な香水の匂いを撒き散らしながら寄ってくる。

こいつに俺の事を嫌いにならせればいいと考えた俺は、いろいろな手を試みた。

それでもまったく効果なし。


もう、この女の会社に喧嘩を売ったとこで、この清瀬家はどうなるわけでもない。

それくらいこの会社は数年で更にでかくなった。


だから俺は父さんに許可をもらって強行手段に出る事にしたのだ。


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