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第54章 嫉妬に狂って

”別れたんだから”

その一言で、直哉の表情が一変した。

「俺は別れたつもりなんか無いよ。
ちゃんと話し合おうって言ったじゃん。
でも莉愛菜は取り合わなかった。
なのに俺の前にノコノコ現れた。」

そしてあたしの服を思いっきり破いた。


ビリビリッ!!――――


「嫌ぁぁぁっ!!」

あたしは無我夢中で逃げ惑う。

それでも直哉の本気の力には敵わなくて。


またベッドに投げられて、今度はベッドの柱から伸びる紐で両手首を縛られた。

「莉愛菜、可愛いよ。
すげーそそる。
莉愛菜のおっぱい、久しぶりだからたっぷり苛めてあげるね。」

そう言って、首筋から鎖骨に舌を這わせた。

「やだっ。直哉っ本当に止めてっ！お願いっ」

手が動かせなくなったから、足を精一杯動かして抵抗する。