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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第56章 奪還
「莉愛菜。」
そっと莉愛菜の頬に手を当てこちらに顔を向けさせると、俺しか視界に入らないように顔を近づける。
莉愛菜の潤んだ瞳には独占欲むき出しの俺がいた。
「帰るぞ。」
そう言ってベッドから降ろした。
すると、ビリビリに破れてしまった服で露わになった胸元を隠す様に胸元を手で隠した。
確かにこんな恰好で外に出すわけにはいかない。
「あの、海斗様。」
不安げな瞳で俺を見つめる莉愛菜に俺は優しく問いかけた。
すると、
「着替えてもいいですか?」
この男の家に来るとき用に服が何着か置いてあるらしい。
それに着替えると言いだした。
あいつの前で着ていた服。
良い気分ではないが、今は仕方がない。
帰ったらすぐに脱がせて捨てさせよう。