この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第56章 奪還
莉愛菜は服と下着を着替え、ワンピースを着ていた。
もうここに用は無い。
嫌、まだだ。
「おい。」
俺は床に座り込んで項垂れたままの男の前に歩み寄る。
するとゆっくり顔を上げた男の頬に拳を叩きつけた。
バキッ―――――
「か、海斗様っ?!」
莉愛菜が驚いて近づいてきた。
「殴らせろ。
俺の女に手を出したんだ。無傷で済むとは思ってないよな?」
俺は床に倒れた男の胸倉を掴み、また拳を上げた。
「やめてっ!!」
すると莉愛菜が後ろから俺に抱きついて叫んだ。
俺は更に怒りが増した。
「なぜこの男を庇うっ?
莉愛菜はこの男に何をされた?!
俺はこんなもんじゃ足りない。
殺さないだけマシと思え。」
「もういいですからっ!!
もうやめてくださいっ!!!」
俺は拳を振りおろした。
「海斗お兄ちゃんっ!!!」