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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第58章 溢れる気持ち
乳房を撫でながら額を合わせあたしを見つめる海斗様。
「莉愛菜、俺が全身綺麗に洗ってやる。
あいつの感触が思い出せなくなるくらい。」
「かい、と…さまっ」
そして、身体を密着させたまま額を合わせ見つめ合う。
海斗様の手は後ろに回って、お尻を両手で円を描くように撫でまわす。
「……好き…。」
気付いたら零れた言葉。
「莉愛菜っ。」
「…寂し、かった……」
ずっとずっと寂しかった。
海斗様に触れて欲しかった。
抱きしめて欲しかった。
傍にいて欲しかった。
「ごめんっ。不安にさせて悪かった…」
あたしが流した涙を舌先で掬い取る。
ギュッと力強く抱きしめられた。
「もうこんな想いはさせない。
だから、俺から離れるなよ……莉愛菜。」
海斗様の言葉が心に染みわたる。
やっとあたしは海斗様の身体に腕を回して抱きしめ返した。
そんなあたしに海斗様は更に腕の力を強めた。