この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第62章 平穏な日々
「はい、出来たっ!
俺の作る酒は美味いよ~。
虜になるよっ」
そう言ってその赤い液体をあたしに渡す。
あたしは受け取ってお礼を言った。
「ありがとうございます。」
そしてその場を去ろうとしたら、
「俺、星野!星野雷(ほしのらい)!
キミの名前は?」
「あたしは、本庄です。本庄莉愛菜。」
「本庄莉愛菜ちゃんね!
また見かけたら声掛けてねっ」
そう言って爽やかに手を振った。
あたしも手を振って戻った。
なんか、ちょっと嫌だなって思ったけど気のせいだったみたい。
とっても陽気な人だったな。
海來君と気が合いそう。
あたしは二人が話してる姿を思い浮かべ笑みを浮かべた。
このお屋敷で、すみれさんと恭介さんくらいしか仲のいい人がいないあたしは、なんだか新しい出会いが嬉しかった。
そして、すみれさんの所に戻ると、海來君はもういなくて、その代わりと言ったらなんだけど、恭介さんと海斗が座っていた。