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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第62章 平穏な日々
あたしはさっきから話さない海斗を見る。
なんだか不機嫌そう。
あたしでもわかる不機嫌さだけど、すみれさんも恭介さんも気にしていない様子。
「海斗様、何か食べ物持ってきましょうか?」
あたしが声を掛けると
「結構ですよ。お酒がありますから。」
断られた。
それを見て恭介さんが笑っているようで、海斗様が眼鏡越しに睨んでいる。
「悪い悪いっ。だっておもしれー!
海斗そんなに独占欲強いんだなっ」
何のことだろう?
あたし、何か海斗の独占欲を刺激するような事今してた?
海斗を見る。
でも海斗はこっちを見てくれない。
「海斗様?」
皆がいる場所だから、気を付けて”海斗様”と呼んだあたしが気に入らないのだろうか?
そう思いながらカシスソーダを飲んだ。