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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第69章 夏の終わりの夕暮れ


「あたしと恭介のことよりっ!!」

そう言って前かがみになってあたしに顔を寄せるすみれさん。

「莉愛菜と海斗様はどうなのよ?
部屋は別々って言ったって隣同士でしょ?
どんな感じなのよ?」

どんな感じっって…

「う~ん。
海斗のお世話があたしの仕事なんで、ご飯作ったりお風呂の準備したり、色々ですかね…」

なんとなくあたしが言うと

「そうじゃなくて!!
仕事は置いといて、海斗様って普段どんな感じなの?」

興味津々といった様子のすみれさん。

目がキラキラと輝いてる。

「海斗は…」

普段の海斗を思い浮かべる。

「いつもとっても優しいです。
あたしのご飯いつも残さず食べてくれるし、いつもあたしの話を楽しそうに聞いてくれるし、あたしのちょっとした変化にもすぐ気付いてくれて。」

「あははっ。
本当に海斗様って莉愛菜病なんだねっ!!」

すみれさんは豪快に笑った。


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