この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第69章 夏の終わりの夕暮れ
ケーキを食べながらいろんな話をした。
「すみれさんと恭介さんって、普段はどんな風に過ごしてるんですか?」
前から思っていた事を聞いてみた。
二人はとても仲が良くて、あたしはとても憧れていた。
大人なカップルって感じで。
「どんな?う~ん。普通だよ?
大抵、恭介があたしの部屋に居座ってる事が多いかな。」
恭介さんは寮ではなく、少し離れた町で独り暮らしをしてるらしい。
庭師の恭介さんは清瀬家以外にもいろんな所に仕事に行ってるみたいでいつも清瀬家のお屋敷にいるわけじゃない。
でも、仕事でお屋敷に来る事が多いし、すみれさんもいるから寮に引っ越してこようかと考えているみたい。
「恭介さんが引っ越してきたら、すみれさんも寂しくないですねっ。」
あたしが言うと
「今だってあたしの部屋に住みついてるようなもんだから変わらないわよ。」
すみれさんは笑いながら言った。