この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第10章 運命を変える扉
休憩が終わった。
というか仕事が終わった。
すっかり忘れていたが、仕事の初日は気疲れなどもありしんどいだろうと、鞠子様が午後をお休みにしてくれていた。
鞠子様の気遣いがとてもありがたい。
すぐにでもお礼を言いたかったけど、鞠子様は今ご友人と温泉旅行に行かれている。
あたしは午後になり、さっきの男性の部屋まで電球を届けに行くところ。
たしかベッドサイドって言ってた。
使用人はここには住んでないはずだけど、あの人は何者だろう?
名前聞いとけばよかったな。
さっきの彼に指定された部屋の前。
軽くノックをする。
―――――コンコンッ