この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第11章 彼の正体
「…はぁっ……な、なんで」
目の前の彼は息を乱すこと無くあたしを見下ろしている。
その手はあたしの背中から離れ、自分の黒縁めがねにかかり、そっとそれを取った。
――――っ!!!!
「やっと気付いたのかよ。」
そう言ってベッドの脇にあるサイドテーブルに眼鏡を置いた。
「あ、あなたは……」
目の前にいたのは、さっきあたしの目の前でメイドの女性と交わっていた男性だった。
「おまえ、俺とりんがヤッてるの見てどうだった?」
「えっ?」
「興奮したろ。」
意地悪く笑う。
「し、してないっ。」
「ふ~ん。」
彼が、あたしを探るように見たと思ったら、いきなりベッドに押し倒した。