この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第74章 ただ君を想う
「先ほど、その時担当してくださっていた先生がまだこちらにいると聞きまして、今回の事含めて話をして参りました。
莉愛菜のトラウマの事も含めて話しましたら、先生が言うんです。
”もしかしたら、今回の酷似した事故によって無くしていた記憶が蘇る可能性があると。」
前に聞いた莉愛菜の無くした記憶。
莉愛菜しか知らない事故の真相。
「もしかしたら、事故が起こる直前に思い出していた可能性もあると。
すみれさんが、事故に合う直前に頭を押さえて道路にフラフラと倒れたと言っていましたから。
記憶が蘇りそうになって身体に異変が生じたのかもしれません。」
「莉愛菜が……記憶を。」
もし、莉愛菜が記憶を戻したらどうなるんだ?
あの証言が正しかったとしたら…
莉愛菜はきっと自分を責めるだろう。
今までとは比べ物にならないくらいに
そうしたらどうなる?