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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第74章 ただ君を想う
「自分の娘が事故に合ったんだ。
誰だってそうなるだろう。」
慰めているというより、これは本心。
誰だってそうなるだろうと思う。
すると本庄さんは真剣な顔で俺に向き直った。
「海斗様、今日は莉愛菜の父親として、海斗様にお話ししたい事がございます。」
改まって言う本庄さんに、俺は背筋を正した。
「あぁ、莉愛菜の事だろう?」
本庄さんは、俺に何を話したいんだろう?
本庄さんは真剣な顔つきのまま、言葉を選びつつゆっくり口を開いた。
「今回の事故の事を、警察や、すみれさんに聞きました。
状況等がとてもあの時と酷似していて驚きました。」
あの時とは、自分の妻の事故の事だろう。
俺は黙って頷いて先を促す。
「この病院はあの時の事故で妻と莉愛菜が運ばれた病院でもあるんです。」
俺は驚いた。
そうか、運ばれた病院まで同じなのか。