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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第74章 ただ君を想う


「清瀬家の長男のあなたに、これから莉愛菜は重荷になるかもしれない。
この子があなたの傍にいる事が、あなたの負担になるかもしれない。
わたしはそれだけは避けたいのです。」

俺にとって、莉愛菜が負担に?

莉愛菜が心を壊したら、俺がその莉愛菜を支えきれないと言うのか?


ガタンッ―――――


俺が立ち上がった勢いで、座っていた椅子が倒れた。

「俺は莉愛菜がどうなろうと傍にいる!!
莉愛菜の心が壊れたら、俺が全てを賭けてでも治してやる!!
絶対俺が莉愛菜を笑わせてやる!!
お前、父親だろっ?!
父親が娘を信じてやれなくてどうする?
莉愛菜が目覚めてもいない時からそんな事を考えるな!!!」

俺は湧き上がる感情を隠すことなく目の前の男にぶつけた。

莉愛菜の父親に。

俺達が、莉愛菜は大丈夫だって信じてやらないで、誰が信じるんだ?!


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