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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗
「あ、海來君だ!」
「清瀬先輩だよっ」
「やっぱりかっこいいよね~」
「あの女誰?」
「彼女だったらショック」
やっぱり、ここに来る時と同じ。
皆海來君の事話してる。
そして隣を歩くあたしが誰だかみんな気にしてるみたい。
海來君ってやっぱりとってもモテるんだな。
この見た目は目立つもんね。
海來君に向けられる熱い視線
あたしに向けられる冷やかな視線。
なんだかとても居心地が悪くなってきた。
そんな風に思ったけど、テラスに来たら一瞬で吹き飛んだ。
「うわぁ…」
テラスは木々が茂っていて、小さな庭みたいになってる。
花も少し咲いていたりしてとっても落ち着く雰囲気。
春になったらもっと綺麗なんだろうな。
「今日はテラスに人入れないからゆっくりして。」
葉月さんはあたし達を席に通しながら海來君に言った。
「ありがと~。助かるわ。」