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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第82章 海來君と海斗


「あの、違います。
あたしはっ」

ガクガクと揺さぶられながらなんとか説明しようとすると、

「だから違うって言ってんじゃん、葉月~。」

海來君があたしから女の子を離してくれた。

「なんだ。違うの?
つまんないの。」

そう言って膨れた姿がなんだか可愛かった。

綺麗なのに、可愛いなんてすごい。

「あたし、海來の友達の葉月。
腐れ縁でね。中学から大学まで一緒なの。よろしくね。」

葉月さんはふわっと笑った。

あたしも笑顔で答える。

「宜しく願いします。葉月さん。」

「さん付けなんてしなくていいよ。
敬語も無しね!」

あたしの肩をポンっと叩いた。

「葉月、テラス空いてる?」

「空いてるよ。付いてきて。」

あたしと海來君は葉月ちゃんに付いて店内を歩く。

テラスがある店の奥に向かって歩いて行くとたくさんの視線を感じた。


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