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莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第87章 交際宣言
今思えばかなりの衝撃的な再会。
そして誰にも言えない二人の秘密の関係。
いろいろなことがあったけど、
「あたしは、海斗が傍にいてくれる事がとても嬉しいんです。
色々な事があったけど、いつも必ず海斗は傍にいてくれたから。
いつも、助けてもらって、守られてばっかりのあたしだけど、これからも海斗の傍にいたい。
海斗の傍で、いつか海斗が辛い時、あたしが守りたいんです。
それをできるのはあたししかいないから。」
一見クールに見えて、あまり感情を表に出さないように見られがちな海斗だけど。
本当はとっても感情豊かで、溢れんばかりの愛情を注いでくれる。
そんな海斗の大きな愛情を受け止められるのはあたししかいないの。
あたしの全てを受け止めてくれるのが海斗だけなように、
海斗の全てを受け止められるのはあたしだけ。
「莉愛菜。」
ふと、膝の上で硬く握っていた手を包むような温もりを感じた。