この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
莉愛菜と彼の主従関係~専属奴隷契約~
第87章 交際宣言
「莉愛菜、好きだ。」
いつも海斗は、あたしの欲しい言葉をくれる。
だからあたしもそれに答えたいと思う。
「海斗、あたしも大好き。」
なんだか、パパや拓海様、鞠子様に伝えたことでこれから新たな気持ちで始まれる気がする。
あたし達の始まりは、一見普通じゃなかったかもしれない。
それでもきっと、どんな始まり方でも結局あたしは海斗に溺れていたと思う。
こんなに全てを掛けて愛してくれる人なんていないってわかるから。
いろいろなことがあったけど、その度に海斗が傍で支えてくれた。
これからはあたしが海斗の支えになりたいと思う。
だから、あたしはこれからも海斗の傍で生きていく。
桜の香りに包まれて、どちらからともなく唇を合わせた――――
二人の想いが桜の香りに溶けていく
【END】