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それでも大好きなんだーっ!
第6章 もあちゃんとくるみちゃん
うさこの涙の跡を唇で辿り、キツく結ばれたうさこの唇の緊張を解すようにその両端に唇を押し当てる。

少しだけうさこの口元が緩み、うさこ本来の柔らかな唇が鮮やかなピンク色を取り戻す。


「うさ。好きだよ。すげー好き」

言いながら、恥ずかしくなって照れ笑いする翼に、うさこの口元にいつもの笑みが戻る。

「私も。つーくん、大好き」

その言葉を聞き終えて、翼は満足げに唇を重ねた。


小さな膨らみの頂を擽る翼の指と、痛む場所の間近にある突起を擽る翼の指。

翼の逞しい身体に腕を回し、うさこは重ねられた唇にその想いを乗せる。

再開された奥への動きは、徐々に痛みを伴わなくなっていく。


こんなに時間を掛けて前戯をしたのも、こんなに時間を掛けて挿入を果たしたのも───うさこが初めてだ。

そして、

その痛みに耐えて自分を受け入れてくれた彼女をこんなにも愛おしいと思うのも───うさこが初めてだ。


「もう、痛くない?」

「うん。大丈夫みたい」

「動いても……平気?」

「うん……」


身体の大きい翼と、身体の小さいうさこ。そのせいか、まだ奥を突かれるのは痛いらしく、うさこは時折顔を顰める。

だから、翼は少しだけ腰を引いて、うさこの様子を伺いながらその中を堪能する。


「あっ、あっ…」

単音だったうさこの喘ぎも、

「ああっ、つーくん……気持ちいいっ」

徐々に艶を増していく。


散々お尻に注がれた翼の愛。それを貪る要領で、うさこは腰を動かす。

キツキツの蜜の道。その熱い襞は確かめるように翼の欲に纏わり付く。


「うさ…っ…ごめん…っ余裕、ない…‼︎ 」

「ああっ、いいよっ……つーくん……一緒に…っ!」

伸ばされたうさこの両手を絡め取り、うさこの顔の横に縫い付けるように手を付く。

言葉通り翼の動きが速くなり、うさこの身体が激しく揺さぶられる。

(あ……つーくんの、眉間のシワ、深くなった……っ)

大きな快楽で真っ白になった頭の片隅で、うさこはボーッとそんなことを思っていた。



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