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それでも大好きなんだーっ!
第7章 多佳子さんとライトくん
優しく髪を撫でられて、ぼんやりしていた頭が回り出す。
薄く開いた瞳は、真昼の太陽の眩しさで半分しか開かない。
(違う……眩しいのは……)
「つーくんっ♡」
ガバッと起き上がったうさこは、目の前のイケメンに抱き着いた。
ようやく、本来そうであるべき場所で結ばれた2人。
その幸せに酔いしれ、意識を手放したうさこ。翼はその寝顔を、幸せそうにずっと眺めていた。
「ごめん。ガッツき過ぎた」
翼からのいきなりの謝罪に、うさこは首を傾げる。
「 ”初めて” が屋上なんて…」
(初めて……? あ……!)
言われてみれば、下腹部に感じる痛みとだるさ。途端に先ほどの行為を思い出し、うさこは顔を真っ赤に染め上げた。
「うさ、今顔真っ赤でしょ?」
肉食女子かと思えば、恋愛初心者のような初々しい反応をする。翼の胸に押し付けるように隠すうさこの顔はきっと真っ赤だろうと、翼はクスッと小さく笑った。
「うさこらしいですか?」
「ん?」
「初めてが、真昼間の屋上だなんて」
「……うん。そうだね」
真っ赤な顔を上げ、ぷーっと頬を膨らますうさこに、翼が苦笑する。
「うさこと、俺らしい。俺たちらしい ”初めて” だったね」
うさこの瞳がまん丸く開き、そしてクシャッと嬉しそうに歪む。
ひとしきり笑い合って、どちらからともなく唇を重ねる。
激しくなるキスに、互いを抱き締め合う腕に力が入り、その痛みに我に返って唇を離す。
バツが悪そうに視線を合わせて、また、笑い合う。
甘い甘いその時間は、2人の溶けて絡み合う心を表しているようだ。
「身体ヘーキ?」
「……ちょっと……ズキズキしてダルい……」
翼の言葉にまた、うさこの顔が赤くなる。
そんなうさこの視線は、多分 ”ズキズキ” しているであろう場所に注がれていて、翼はクスクスと笑い出した。
「……何も面白いこと言ってませんけど」
唇を尖らせたうさこも、笑顔の翼につられて笑い出す。
そうしてまた、ふと互いに真顔に戻って、見つめ合ってキスをする。
薄く開いた瞳は、真昼の太陽の眩しさで半分しか開かない。
(違う……眩しいのは……)
「つーくんっ♡」
ガバッと起き上がったうさこは、目の前のイケメンに抱き着いた。
ようやく、本来そうであるべき場所で結ばれた2人。
その幸せに酔いしれ、意識を手放したうさこ。翼はその寝顔を、幸せそうにずっと眺めていた。
「ごめん。ガッツき過ぎた」
翼からのいきなりの謝罪に、うさこは首を傾げる。
「 ”初めて” が屋上なんて…」
(初めて……? あ……!)
言われてみれば、下腹部に感じる痛みとだるさ。途端に先ほどの行為を思い出し、うさこは顔を真っ赤に染め上げた。
「うさ、今顔真っ赤でしょ?」
肉食女子かと思えば、恋愛初心者のような初々しい反応をする。翼の胸に押し付けるように隠すうさこの顔はきっと真っ赤だろうと、翼はクスッと小さく笑った。
「うさこらしいですか?」
「ん?」
「初めてが、真昼間の屋上だなんて」
「……うん。そうだね」
真っ赤な顔を上げ、ぷーっと頬を膨らますうさこに、翼が苦笑する。
「うさこと、俺らしい。俺たちらしい ”初めて” だったね」
うさこの瞳がまん丸く開き、そしてクシャッと嬉しそうに歪む。
ひとしきり笑い合って、どちらからともなく唇を重ねる。
激しくなるキスに、互いを抱き締め合う腕に力が入り、その痛みに我に返って唇を離す。
バツが悪そうに視線を合わせて、また、笑い合う。
甘い甘いその時間は、2人の溶けて絡み合う心を表しているようだ。
「身体ヘーキ?」
「……ちょっと……ズキズキしてダルい……」
翼の言葉にまた、うさこの顔が赤くなる。
そんなうさこの視線は、多分 ”ズキズキ” しているであろう場所に注がれていて、翼はクスクスと笑い出した。
「……何も面白いこと言ってませんけど」
唇を尖らせたうさこも、笑顔の翼につられて笑い出す。
そうしてまた、ふと互いに真顔に戻って、見つめ合ってキスをする。