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ミストレス
第2章 入城
男はイラつくぐらいずーっと黙っている


私は腕を組みながら男に近付き、首を傾げながら男を見上げる

「中臣 京…だっけ?あなた何様のつもり?どうしてそこまで気が回らないのか…」


「…わかりますよ。
あなたの考えていること」


彼は私の顔をまじまじと見つめてくる

怖いくらいに


ちょ…、近い!



「こうでしょう?」

彼は右手を伸ばして私の頬と耳、髪に触れてきた


「ちょっと!
さっきから気安い!」

私は彼の右手を勢いよく払いのけた


なびいた髪が元に戻る頃には既に私は彼に抱きしめられていた


「麗子さん!」


「きゃ!」
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