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第5章 コスチューム プレイ ？

途端に朱に染まった白い頬。下がりきった困り眉でじっと俺を見上げ、おずおずと舌を差し出した。
婀娜やかな真純にゾクゾクする。掻き立てられるのは浅ましいほどの劣情で。
「退いたらダメ、だよ？」
そう言って微笑むと益々眉を下げ、真純は黙って小さくコクンと頷いた。
潤んだ瞳と見詰め合ったまま、ゆっくりと舌を重ねる。ビクリと身体竦ませ、でも逃げる素振りは感じられない。舌も出したままの従順な真純に口角が上がった。

っ、堪んない……

初めひやりと感じた舌は直ぐに熱くなる。ガッツリ貪りたいと蠢く欲をギリギリ抑えて、なぞる様に舌を這わせた。
「んっ、……」
ヒクンと真純が俺を締め付けてくる。それに応じて腰を揺らし、濡れた音を立てて舌を絡めた。
「んっ、ふ……ぁ……」」
時折チュクッと吸い上げて、甘く噛んではまた絡め合う。
荒い吐息と淫らな水音。俺の抽送に合わせて揺れる真純に逸らした射精感が急速に高まっていく。
混じる唾液を飲み込み、俺の手をギュッと握って。
「はぁ……くま、ひゃぁん……」
縋るように目を細め、真純が涙を溢れさせた。
その眼差しに求められているのを感じさせられて。