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恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
『今週末、グランブルーに仮装して行くとデザートかカクテルサービスしてくれるんだってー』
それは偶然お手洗いで聞いた情報。
拓真さんに確認すると
『そうだよ』
ってあっさり頷いてくれたけど
『真純は週末にわざわざ仮装してこなくても何時でもサービスしてあげるよ』
ニッコリ笑顔で話は終了。何時もは『おいで』って言ってくれるのに、珍しくその言葉もなかった。
言って貰えないと気になってしまう訳で。でも一人で仮装して行く勇気はない。千佳ちゃんを誘ってみたら、喜んで私の分まで衣装を準備してくれることになった。
千佳ちゃんと仲の良いスタイリストさんも合わせた三人で色々相談した結果、千佳ちゃんが帽子屋で私はアリス。当日、スタイリストさんも来てくれたお蔭で、メイクも衣装も本格的。
背の高い千佳ちゃんはボルドーの三つ揃いのスーツ。襟には黒いバラにブラックスワロフスキーのチェーンが揺れるラペルピン。スーツと同色のハットを被り、黒い手袋に銀の持ち手の紫檀のステッキ。先の尖った黒いブーツ。
斜めに被ったハットの下からアイスブルーの瞳で微笑まれて、ドキドキした。
千佳ちゃん、ホント格好いい……
それは偶然お手洗いで聞いた情報。
拓真さんに確認すると
『そうだよ』
ってあっさり頷いてくれたけど
『真純は週末にわざわざ仮装してこなくても何時でもサービスしてあげるよ』
ニッコリ笑顔で話は終了。何時もは『おいで』って言ってくれるのに、珍しくその言葉もなかった。
言って貰えないと気になってしまう訳で。でも一人で仮装して行く勇気はない。千佳ちゃんを誘ってみたら、喜んで私の分まで衣装を準備してくれることになった。
千佳ちゃんと仲の良いスタイリストさんも合わせた三人で色々相談した結果、千佳ちゃんが帽子屋で私はアリス。当日、スタイリストさんも来てくれたお蔭で、メイクも衣装も本格的。
背の高い千佳ちゃんはボルドーの三つ揃いのスーツ。襟には黒いバラにブラックスワロフスキーのチェーンが揺れるラペルピン。スーツと同色のハットを被り、黒い手袋に銀の持ち手の紫檀のステッキ。先の尖った黒いブーツ。
斜めに被ったハットの下からアイスブルーの瞳で微笑まれて、ドキドキした。
千佳ちゃん、ホント格好いい……