この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋こころ
第5章 コスチューム プレイ ?
少し目尻の下がった拓真さんの瞳。そこに今、写っているのは私。
全然気にしないと言ったら嘘になるけど、拓真さんは大丈夫。
そう思う事が出来るから。
「後で、私とも撮って下さいね」
笑顔で伝えると拓真さんは私をじっと見詰め、やんわり目を細めた。
「分かった。……ありがとう」
軽く頭を下げ、鬼の仮装をした金場さんを振り返る。二言三言料理の話をして、拓真さんはそのままキッチンを出て行った。
……
つい目で追いそうになって。
「お決まりになりましたか?」
カウンターの中から声を掛けられた。見上げた桐生さんの麗しい笑みに。
「まっまだ……です」
慌てて千佳ちゃんと一緒に一つのメニューを覗き込む。あれこれ言いながら注文を決めて。頭を起こした時には拓真さんはキッチンで料理を始めていた。
千佳ちゃんお気に入りのキールロワイヤルでまずは乾杯。前菜は定番のカプレーゼ。水菜とスモークサーモンのハリハリサラダにオニオンスープ、千佳ちゃんはポルチーニ茸のボロネーゼ、私はキノコのチーズリゾットを頂いて、デザートはハロウィン限定金場さん渾身のカボチャとリンゴのタルトタタン。どれも美味しくて、大満足で食事を終えた。
全然気にしないと言ったら嘘になるけど、拓真さんは大丈夫。
そう思う事が出来るから。
「後で、私とも撮って下さいね」
笑顔で伝えると拓真さんは私をじっと見詰め、やんわり目を細めた。
「分かった。……ありがとう」
軽く頭を下げ、鬼の仮装をした金場さんを振り返る。二言三言料理の話をして、拓真さんはそのままキッチンを出て行った。
……
つい目で追いそうになって。
「お決まりになりましたか?」
カウンターの中から声を掛けられた。見上げた桐生さんの麗しい笑みに。
「まっまだ……です」
慌てて千佳ちゃんと一緒に一つのメニューを覗き込む。あれこれ言いながら注文を決めて。頭を起こした時には拓真さんはキッチンで料理を始めていた。
千佳ちゃんお気に入りのキールロワイヤルでまずは乾杯。前菜は定番のカプレーゼ。水菜とスモークサーモンのハリハリサラダにオニオンスープ、千佳ちゃんはポルチーニ茸のボロネーゼ、私はキノコのチーズリゾットを頂いて、デザートはハロウィン限定金場さん渾身のカボチャとリンゴのタルトタタン。どれも美味しくて、大満足で食事を終えた。